お墓事情

先祖代々の墓に入りたくない場合には

一般的に子供が複数いる場合には、その中の長男もしくは長女が先祖代々の墓を承継することになります。ただし、必ずそうしなくてはならないという決まりがあるわけではありませんので、相続人間の話し合いで墓の承継者を決めることもできます。お墓には財産的な価値がありますが、自由に売却したり、他人に賃貸したりすることができるわけではありませんので、実際には何ら経済的なメリットを得ることができません。逆に、毎年管理料を支払う義務を負うことになりますので、負担ばかりを背負い込むことになると言って、墓の承継を嫌がる人が少なくありません。自分の子供に余計な負担をかけたくないとか、先祖代々の墓に入りたくないと考えている人は、自分で夫婦墓もしくは個人墓を購入するとよいでしょう。そうすれば、子供にかかる負担を心配する必要がなくなりますし、先祖代々の墓に入らずに済ませることができるようになります。

夫婦墓を購入する人が多くなってきています

何らかの理由があって、どうしても夫の実家の墓には入りたくないと希望する妻が実際にたくさんいます。夫の家に伝わる先祖代々の墓は、夫自身にとっては自分と血の繋がりがある人たちが眠る、馴染み深い墓です、そのため、将来自分がそこに入ると聞かされてもさほど大きな違和感を感じません。しかし、他家から嫁いでいった妻にとっては、見知らぬ人ばかりが眠る居心地の悪いお墓です。死んでまで余計な気を遣いたくはないという理由で、夫の実家の墓に入ることを拒否する妻が大勢います。そのようなケースが多くなったため、近年では夫婦墓を購入する人が増えてきています。夫婦墓であれば、そこに入るのは夫と妻の2人だけということになりますので、何の気兼ねもいりません。しかし、子供が将来そこに入りたいと希望している場合には、夫婦墓ではなく家族墓にしておいた方がよいかもしれません。